神奈川新聞に、小野沢院長のインタビューを含んだ連載記事が掲載されました。

小野沢院長のインタビュー記事を含んだ、 「『老いの現場』から考える 旧大口病院点滴連続殺人事件」という連載記事が、神奈川新聞に掲載されました。

https://www.kanaloco.jp/news/social/article-691974.html

小野沢院長コメント

神奈川新聞の取材を受けました。記事は、ちょっとニュアンスが違う部分もありますが、概ね私がお話しした通りです。

私は療養病床に入院したり、施設に入所したりするときに、今後の治療をどうしたいのかを、全員一律に、問いただすようにして、治療の差し控えの同意書めいたものを取ることに強い危機感を持っています。その先に大口病院の事件があるような気がして仕方がないからです。

人の最期は同じように見えても、実は全く違う物語の終着点なのです。その終着点が、出来ればどれもハッピーエンドであればいいなと願っていますし、自分がそこで何らかの役割を果たせれば、私自身がこの世に生を受けた意味もあるのかなと思って日々診療しています。

初めて会うような人に、DNRの話をしたり、治療の差し控えの同意書めいたものにサインをさせたりすることは、私の診療とは正反対のところにある医療だと感じています。丁寧に、それがこれからの多死社会には絶対に不可欠なことだと思います。